ビル室内工事 家具転倒防止 固定取り付け 壁下地 天井下地 軽量鉄骨
本日のお仕事は、大学のビル内の内装関係工事です。内装工事の方ではなく、家具転倒防止のための家具造作・固定取り付け です。
この大学の規模だと 鉄骨造(S造) ですので、隔壁や界壁の材料も一部以外は鉄骨材で組まれていることがほとんどです。
鉄骨造の壁下地材は軽量鉄骨材で、「ランナー」、「スタッド」と呼ばれる鉄の材料などで組まれています。
現場加工がしやすく、比較的大規模な建物の内装下地に使われることが多いです。
こちらのお部屋も、調査しますと軽量鉄骨で組んでありましたので その下地位置に家具を取り付け固定します。
3つに分かれる本棚は一つにまとまるよう木材で固定し、それを壁の下地部分に取り付けです。
壁の下地は、「ピッチ」と呼ばれる間隔で下地が入っていて、多いのは、30cmや45cmのピッチ です。
この下地ピッチを計算して、強度を確保できるように取付け箇所数を計算します。
重量と高さを考慮して取付け箇所、取付け金具を選定してお取り付け致しました。
壁と同じように天井にも天井材の下地がありますので、ビス固定する場合はここを使います。天井内に埋め込む天カセエアコンの場合は、重量物となりますのでまた違う取付け方で固定されています。
このようなことをちょっと知っておくと、自分でオブジェや照明器具の取付け※ ができるかもしれませんね!
※ 電気工事は有資格者の工事となります
不特定多数が利用する場所は地震対策をしておかないとなにかあったときに大変になります。備えあれば憂いなし ですね。